【テキサス・インスツルメンツ(TXN)銘柄分析】テキサス・インスツルメンツ(TXN)に投資を決めた理由

  • 2021年2月13日
  • 2021年6月13日
  • 投資
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 どうも、ふみおです。

 2020年12月にテキサス・インスツルメンツ(TXN)という銘柄をこっそり買い付けました。
そこで本記事では米国株のテキサス・インスツルメンツ(TXN)という銘柄を紹介します。

・テキサス・インスツルメンツ(TXN)ってどんな銘柄?
・テキサス・インスツルメンツの基本情報
 →売上高、営業利益、配当金、配当性向、増配率等の推移
・テキサス・インスツルメンツにふみおが投資する理由

テキサス・インスツルメンツとは

 テキサス・インスツルメンツはアメリカ合衆国テキサス州に本社を置く世界的な半導体を開発・生産する企業であり、特にアナログ半導体は市場シェア1位の企業です。

ふみお
でも半導体ってそう言えば、なんだっけ? 
アナログ半導体?…そんなもん、知らん!←

 ということで、ふみおがググって勉強してまとめました(ググって勉強できたのもアナログ半導体様のおかげでした笑)ので、半導体のこと知らない皆さんもご安心ください笑

半導体とは、ある条件下では電気を通し(=導体:金など)、またある条件下では電気を通さない(=不導体:ゴムなど)物質のことを言います。

半導体の例としてはカーボンやシリコンなどが挙げられます。

そして半導体はデジタル半導体とアナログ半導体に分けられます。

 ではアナログ半導体ってなんでしょうか?
それを理解するにはデジタル半導体を理解すると分かりやすいと思いますので、まずデジタル半導体についてざっくりと説明した後に、アナログ半導体の説明をします。

デジタル半導体とは、デジタル信号(0か1で情報を扱う信号)により情報処理を行う半導体を言います。具体的にはPCのCPU(人間の脳みそみたいなもの)などが相当します。
アナログ半導体とは、音や光などの、0か1で表現できないアナログ情報をデジタル信号に変換したり、逆にデジタル信号をアナログ信号に変換する半導体を言います。
※人間の五感は全てアナログ信号であり、アナログ半導体は人と機械の間を結ぶインターフェイスになります。
ふみお
スマホで通話したり、カメラで写真が撮れるのもアナログ半導体のおかげなんですよ!
ふみお
電子デバイスを使って現代的な生活を支えているアナログ半導体を生産しているのがテキサス・インスツルメンツ(TXN)になります!

 そんなテキサス・インスツルメンツですが、拠点をアメリカだけではなく、日本や台湾といったアジアやベルリンやニースといったヨーロッパにも展開しています。

 またテキサス・インスツルメンツは連続増配年数が17年であり、配当利回りは2.0~3.0%程度で推移しています。ちなみにテキサス・インスツルメンツは、以下のセクターや指数を構成しています。

・情報技術セクターに分類
・S&P格付け A+
・S&P500の構成銘柄
・NASDAQの構成銘柄
・ラッセル1000の構成銘柄

テキサス・インスツルメンツ(TXN)の財務状況等

 テキサス・インスツルメンツ(TXN)の株価及び10年間の売上高等の情報を収集し、グラフにまとめましたので、ご参考ください。

株価推移

  まずテキサス・インスツルメンツの株価を見ていきましょう。

 1998年~2002年にかけてITバブルで株価が急上昇しましたが、ITバブル崩壊にて急落しています。その後はリーマンショックで株価が下がる期間もありましたが、右肩上がりに推移しています。参考として2000年~2020年の株価も示します。

 2020年のコロナショックで株価が一時的に下がったものの、すぐに株価を戻し、史上最高値を記録しています。

売上高と売上高成長率

 次にテキサス・インスツルメンツ(TXN)の売上高と売上高成長率についてです。

 2010年から2020年の10年間において、大きな売上高の変化はなく、横ばいに推移していることが分かります。そして2020年のコロナショックでも大きな減収は見られていません。
 売上高成長率は-5%~+5%程度で推移しており、まずまずという感じでしょう。

営業利益と営業利益率

 次に営業利益と営業利益率についてです。

 営業利益は2010年~2012年まで減少傾向でしたが、2013年以降は右肩上がりになり、2010年~2020年の10年間においては横ばいまたは微増という結果になっています。
 営業利益率については、20~40%程度であり、2010年から2020年の10年間における営業利益率は平均で約33.8%になります。

 営業利益率は業種により目安は異なりますが、15%程度あれば十分に高収益と考えられます。その中で営業利益率が平均33%を超えているのは非常に高い水準にあると言えます。

ふみお
こんなに営業利益率が高い会社は多くないと思います!

配当金・増配率・配当性向

 次に配当金・増配率・配当性向についてです。

 テキサス・インスツルメンツの配当金は2010年から右肩上がりに推移しており、増配率も10年間で平均約22.1%と高い結果を出しています。

 配当性向は50%程度を推移しており、10年間の平均配当性向は約45.1%で無理な配当を出しているわけではなさそうです。

発行株式数と1株あたりの利益

 次に発行株式数と1株あたりの利益(EPS)についてです。

 テキサス・インスツルメンツの発行株式数が年々減少していることが分かります。どういうことかと言うと、自社株買いを行って市場に出回っている株を減らし、1株あたりの株価を上げているわけです。

 市場に出回る株数を減らすと同時に営業利益を増加させているため、必然的に1株あたりの利益(EPS)も右肩上がりに推移しています。

フリーキャッシュフローと1株あたりのフリーキャッシュフロー

 最後にフリーキャッシュフローと1株あたりのフリーキャッシュフローの推移についてです。

 フリーキャッシュフローは2020年のコロナショックでやや減少したものの、2010年から概ね右肩上がりに推移しています。
 フリーキャッシュフローは主に以下のように使われてます。

(1)株主への分配(還元)
(2)新規事業への投資(事業の拡大)
(3)財務の改善(借入金の返済)

 配当金の増加とフリーキャッシュフローの増加には相関性がしっかりと見られており、株主にちゃんと利益を還元していることが分かります。

まとめ:ふみおが投資を決めた理由

 ふみおが上記を踏まえてテキサス・インスツルメンツ(TXN)に投資を決めた理由は以下の通りです。

(1)テキサス・インスツルメンツの株価が長期的に右肩上がり
→インカムゲインとキャピタルゲインを見込める

(2)テキサス・インスツルメンツの連続増配年数は突出するほどではないが、減配をせずに増配率が大きい
→長期的には高配当を見込める

(3)今後5Gに向けて、期待が高まると同時に従来の需要も安定的と見込まれる
→従来の需要と今後の期待により、会社の経営は安定性があると予想

(4)営業利益率が高いと同時に、配当性向も無理がなく、フリーキャッシュフローにゆとりがある
→企業の収益力が高く、無配になるリスクが少ない

 
ふみお
ふみおは高配当株投資を主軸にしており、必ずしも現時点で高配当でなくても構わない投資スタイルなので個人的にアリです!

今後テキサス・インスツルメンツがどんなパフォーマンスをしてくれるか楽しみです!

 高配当株投資をされている方でテキサス・インスツルメンツが気になった人は是非ご自身でも調べた上で投資先として検討してみてはいかがでしょうか?
※投資の際は自己責任のもと行ってください

ふみお
最後までご覧頂きありがとうございました!

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